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  • 【アフラック生命保険】がん患者の悩み・不安に関する実態調査 2人に1人が「がんの情報迷子」に

  • 2022/08/21 0:00 公開  編集部
  •  アフラック生命保険株式会社(代表取締役社長:古出 眞敏)は、20代〜70代のがん患者1,000人を対象にがんの悩み・不安に関する調査を行いました。主な調査結果は以下のとおりです。

    がん患者の悩み・不安に関する調査

    1.調査概要

    ・調査名称:「がん患者の悩み・不安に関する調査」
    ・調査時期:2022年7月20日(水)〜7月22日(金) 
    ・調査方法:インターネット調査 
    ・調査対象:20代〜70代のステージ1以上のがん患者男女1,000人 ※がんと診断されてから1年以上の現在治療中の方、またはがん治療が終了し5年以内の方

    2.主な調査結果(詳細は別紙1参照:リンク

    (1)がん患者の悩み・不安は、「お金」に関する不安以外にも「漠然とした不安」などの心の不安が大きい。サバイバージャーニー*の過程で悩みは変化していく

    ・がんの診断前の悩み・不安は、「漠然とした不安」(33.7%)、「生活・家事全般への影響」(27.7%)といった精神面や生活面の悩み・不安が多い。一方で、お金に関する不安は、「治療費等の支出の不安」(20.9%)、「収入減への不安」(16.5%)となった。
    ・がん告知時は、「生死に関する不安」(34.4%)、「漠然とした不安」(33.6%)が多い。
    ・治療開始時の悩み・不安は、「痛み、副作用のつらさ」(33.4%)、「再発・転移に対する不安」(32.4%)であり、がん治療中も「再発・転移に対する不安」(35.3%)、「痛み、副作用のつらさ」(34.6%)が大きい。
    ・がん治療終了後は「再発・転移に対する不安」(48.7%)と、がん患者はサバイバージャーニーの過程でさまざまに変化する悩みを抱えている。


    (2)悩み・不安を誰かに相談することが難しい・抵抗があると感じるがん患者が6割、一方で網羅的に相談したいとの思いも強い

    ・がん患者の約6割(60.3%)が、悩み・不安を誰かに相談することが難しい・抵抗があると感じている。
    ・相談が難しい理由としては、がん患者の約4割が「悩みを相談すること自体に抵抗」(39.1%)を感じ、「何を相談してよいかわからない」(36.8%)という状態。
    ・3人に1人は「相談するということに思いが至らず、ひとりで抱え込んでいる」(35.9%)。
    ・「網羅的に悩みを相談できる先がない」(39.4%)、「誰に相談すればよいかわからない」(38.2%)など、相談先が十分でないことにも不満。
    ・がん患者の約6割が「網羅的に」(62.2%)、「気軽に」(65.8%)相談できる場所を求めている。


    (3)がん患者の2人に1人(約6割)が正しいがん情報にたどり着けない「がんの情報迷子」に

    ・「情報が多すぎて重要な情報がわからない」(59.1%)
    ・「どの情報が信用できるのか判断できない、わからない」(58.7%)
    ・「入手した情報について自分に当てはまるのかわからない」(56.8%)


    (4)がん患者の約9割が「自分に合う情報にたどり着けることでがんに関する不安は軽減できる」と回答

    ・「正しい情報を得るとことで、がんに関する不安は軽減できると思う」(86.9%)
    ・「自分に合った情報にたどり着けることで、がんに関する不安は軽減できると思う」(87.9%)


    *異常の指摘からがんの診断・告知を受け、治療、療養生活へと続いていく患者の人生の道のりをフィッツヒュー・モラン氏の「サバイバーシップ」という考え方を元に「サバイバージャーニー」と表現しています。
    参考文献:「がん患者本位のエンゲージメント」を考える会著『「がん患者本位のエンゲージメント」を目指して~がん患者が社会で自分らしく生きるための3つのビジョン~』(日経BP、2021)

     今回の調査を通して、がん患者の悩み・不安は、身体的・医学的なものにとどまらず、心理的・精神的、さらには就労や経済面など多様化していることが明らかになりました。また、こうした悩み・不安を網羅的に、かつ気軽に相談したいというニーズや、がん患者の2人に1人が正しいがん情報にたどり着けないと感じているなど、がんの情報に関する課題の存在も確認できました。現在、国民の2人に1人ががんになる*1と言われ、がんの早期発見、治療技術の進歩などにより生存率も向上していることから、がん罹患後の人生も長期化しており、多くのがん患者が抱えるさまざまな悩みや不安は社会全体が認識すべき課題となっています。

     「がん保険のパイオニア」として、最も長くがんと向き合い、最も多くのがんと闘う方々を応援してきた保険会社として、当社は、がんと向き合う方々を取り巻く、身体的・医学的な問題、精神的・心理的な問題、さらには就労や経済面を含めた社会的課題を包括的かつ総合的に解決するために、患者とそのご家族を中心に、医療者、職場・学校、行政、民間団体、企業などさまざまなステークホルダーが連携・協業するためのプラットフォーム「キャンサーエコシステム」の構築に取り組んでいます。「キャンサーエコシステム」の構築は、社会と共有できる価値を創出するCSV(Creating Shared Value、共通価値の創造)経営の実践そのものであり、社会的課題の解決に向けて新たな価値を創造することで、持続的な成長を実現する企業であることを目指していきます。

     なお、「キャンサーエコシステム」を体現する取り組みの一環として8月22日に<「生きる」を創るがん保険 WINGS>を発売します(別紙2参照:リンク)。さらに、2023年1月(予定)からは、新たに「アフラックのよりそうがん相談サポート*2」を設置し、がん患者とそのご家族の相談窓口となることで、一人ひとりの異なる悩みに寄りそい、適切なサービスもご紹介していく予定です。

    *1国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」より。年齢・性別により罹患率は異なります。
    *2「アフラックのよりそうがん相談サポート」は、Hatch Healthcare株式会社が提供するサービスであり、アフラックの保険契約による保障内容ではありません。

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