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  • 日本デザイン振興会、2023年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表 グッドデザイン大賞は10月25日発表

  • 2023/10/10 0:00 公開  編集部
  • 公益財団法人日本デザイン振興会(東京都港区、会長:内藤廣)は、主催事業であるグッドデザイン賞の2023年度受賞結果を10月5日(木)に発表しました。

    日本デザイン振興会、2023年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表 グッドデザイン大賞は10月25日発表

    2023年度グッドデザイン賞は、4月4日から募集を開始して5,447件が審査の対象になりました。それに対して、国内外のデザイン関連分野の第一人者で編成された審査委員会によって、二次にわたる厳正な審査を実施した結果、全1,548件の受賞が決定しました。

    この中にはさまざまな分野で特に優れたデザインとして高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」の100件が含まれています。さらにベスト100からは、今年度の最高賞である「グッドデザイン大賞」の候補5件を含む「グッドデザイン金賞」20件をはじめとした特別賞が、計32件決定しました。さらに、長年にわたって人々から支持され続けている商品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞6件も決定しました。

    なお「グッドデザイン大賞」1件は10月25日に決定・発表予定です。

     

    2023年度グッドデザイン賞受賞結果
    受賞件数:1,548件 受賞企業数:1,068社 審査対象数:5,447件

    2023年度ロングライフデザイン賞受賞結果
    受賞件数:6件 受賞企業数:6社 審査対象数:104件

    グッドデザイン大賞候補(5件)
    10月25日にこの5件の中からグッドデザイン大賞1件が決定。
    ・Panasonic ラムダッシュパームイン ES-PV6A:パナソニック(株)
    ・プリウス:トヨタ自動車(株)
    ・52間の縁側:(有)オールフォアワン 他
    ・NHKシチズンラボ:日本放送協会
    ・神山まるごと高専:神山学園 他

    特別賞
    グッドデザイン金賞(20件/うち5件がグッドデザイン大賞候補)、グッドフォーカス賞(12件)

    ※2023年度グッドデザイン賞受賞対象に関する詳しい情報は、グッドデザイン賞のWEBサイト(リンク)でご確認ください。

     

    【審査委員長・副委員長コメント】

    齋藤 精一 審査委員長
    モノ・コトの境界線を越えて、アウトプットとしてのデザインとともに、デザインを生み出すプロセスや、創造の根底にあるさまざまな哲学や挑戦を読み解くことを意識してきました。デザインに関わる人・企業・団体などが、社会をより良い方向へ変革させていく大きなうねりを起こしていることをこの結果から感じ取っていただけると考えています。

    倉本 仁 審査副委員長
    ジャンルを問わず共通して、未来を兆す作り手の強い思いと細部にまで行き届いた徹底した作り込みが共存していたように思います。さらに企業内でのデザイナーの存在が製品やサービス開発の上流に位置するようになってきているのも、今後のものづくりを巡る状況としてさらに加速することとなるでしょう。

    永山 祐子 審査副委員長
    ガラパゴス化したとも評される日本は、良くも悪くも自分たちの足元の土を丁寧に掘っています。国内外を通じて評価が高かったのは、地方再生、地産地消、マイクロコミュニティーづくりなど、とてもニッチなテーマに丁寧に向き合うものでした。実直なその姿勢が未来を作っていくことを期待しています。

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